お母さまの感想

昨年度4さい児グループにお子さんを通わせられたお母さまがたの感想を紹介します。


大阪府三島郡というところから90分かけて通っていました。家を出るのは朝7時半~8時、帰宅は17時です。 小1の兄もいます。なので水曜日の兄の面倒は誰が見るのか、どうやって通うのか、食事作りも自信がない…と、 頭の中は不安だらけだったことを覚えています。
が、始まってみれば、周囲のたくさんの人に手伝っていただいて、 何ひとつ問題なく通うことができました。

この1年、起きる食べる寝る… 一人でできることがどんどん増えていって、娘は随分たくましくなったと思います。負けず劣らず、 私たち母親もできるようになったことが増えました。しかも私が学んだことの多くは家族に還元できます。(料理、 私の場合は車の運転、など)そして、 このような変わった教育の場に集まるお母さんというのは、 だいたい変わり者が多くて、 この様々な個性を持ったお母さんと過ごせたことも、私の大切な思い出です。(K.T)


フルタイムで仕事をしているため、長女の4月当初からの入団はあきらめていましたが、やはり、子供が4歳に近づくにつれて、4さい児グループで母子共に時間を過ごしたいという想いが高まり、2学期の終盤に入団させていただきました。母親の意欲とは裏腹に、長女は冷水まさつに興味を示さなかったり、「何で4さい児グループ行くの?」と問いかけ、母の方が戸惑ったり。それでも、回数を重ねていくうちに、週一度、いつもとは違った帽子やリュックで登園し、週一度しか会わないお仲間と4歳児の歌や合奏や活動をする、お米を持っていくというような事柄が少しずつ面白いものに思えてきている様子でした。父母の活動には、仕事の関係でほとんど参加できませんでしたが、励み表や毎回集合日後に配布されるその日の様子や、家庭からのお手紙などを通して、娘を見る視野が広がり、様々な気づきが得られました。限られた時間でしたが、かけがえのない時間となりました。(M.A)


うちは年子の兄妹ですので、昨年は長男が、今年は長女がお世話になりました。振り返ると、長男の時は冷水摩擦をはじめとした“お励み”が自発的にできる子供になってくれたらな、という思いが強かったと思います。でも結果的に、その本人の自然なやる気を待てぬままに「早くあれしてこれして」と言ってしまうことも多々あり、反省の日々でもありました。

そして今度は長女が通い始めると、長男とはまた性格が違うので面白かったです。“お励み”を頑張ってやりきろうという感じがあまりなく、全然やってないのにシールばかり勝手に貼っていって「ニヤ〜」っと笑っていたりします。しかしそこはさすが、私も2年目だから、「まあいいか」と少し子どものやることを見守れるようになっていました。そして、私と子どもたち2人で、一緒にワイワイガヤガヤしながらお励みに取り組めた1年でした。

また、女の子の様子を見ていて感じたのは、4さい児グループという場がどこか、特別な“うっとり”を提供してくれる、という意識を持っていたのではないか。自分で塗った植木鉢に自分で植えたお花が咲いた時、手作りのスカートを履いてクリスマス会に参加した時、そしてその紙芝居の詩的で神話的なフレーズ…。その時々にした、夢見るような表情を私はずっと憶えていると思います。これらは自由学園の教育が貫いてきた美意識とか精神の表れなのかもしれません。家庭での生活は、いっつもドタバタしていて情けないほどでしたが、4さい児グループでの規律ある静かな美しい、理想的な時間を子供に少しでも味あわせてあげられたことが何よりだったように思うのです。

また、母親同士の学びも大きいものでした。スタイルはさまざまですが、向上心の高い尊敬できる仲間たちに出会える場であり、まるで遅れてきた花嫁修行(!?)のように、縫い物・食事作り・その他制作に励む場であり、いかに仲間と連携してあらゆる“物事”を乗り越えていけるかを試される場であり、夫にも話さないような子育ての悩みを吐露する場でもありました。
また、そうした場を提供してくださり、いつも静かに私たちを見守ってくださった、指導者の方々やご担当の方の存在がとても大きいものだと、じわじわと思いが湧いてきます。ありがとうございました。(Y.S)


私にとって4さい児グループは、子どもを育てるという大きな仕事を頂いた母親の、精神的にも経験的にも不安な自分を心から愛を持って支えて下さった場でありました。
子育ての軸はここで作って頂きました。これからもぶれないように大切にし、子ども達と共に成長していきたいと思わせて頂けた大切な4さい児グループです。(M.Y)


5年前に兄が通っていた4さい児グループ!
ご縁があって、弟のSも通うことになりました。
それまで兄に手がとられていてSの事はよく見ていなかったので、Sをよく知る一年にしようと思って始まりました。
5年前は、色々と口を出しすぎたなという反省があり、できるだけ見守って、待とうと思っていたのに、始まってみると、それ以前の問題でした。
兄のおけいこや私自身の用事で、はげみにじっくりとりくむ時間を作ることが難しく、私自身がばたばたしていると、Sもそれを察知してか、しれーとスルーしている様子でした。
なんとか時間のやりくりを考えなければと悩んでいた時に、同じ4さい児グループのお母さんに「5時に起きて家事してる」ときき、これや!と思い、すぐ実行しました。すると、先に家事をすませているので、私の心に余裕ができ、子どもとゆっくり向き合う時間がとれました。
だんだんと生活リズムをつかんでくると、子どものことがよくみえてきました。
そして、“まつ”ということの、なんと難しいこと!
度々、口を出してしまい、子どもが頑固になりやらない、私の目が怒っていて、子どもがちゃんとやっているのか監視しているという様な状態もありました。
紆余曲折がありながら一年がすぎた今、やっと、子どもを怒った様な目で監視することもなく、子どもは毎日元気な声で冷水まさつにはげんでいます。
他にもSは、自ら、くつをそろえ、手洗い、うがいをするなど4さい児グループで学んだ事ができています。それは、4さい児グループで先生方に教えて頂いた事を、家庭で取り組み、毎週水曜に見合う事で、子どもが自身が気づき、自ら行動できたからだと思います。
私もこの一年を通して、Sが後からじっくりしみこんでくるタイプであることや、やさしい一面もある事、やさしい気持で寄り添うことでチャレンジできる事など、この子のことがよくわかりました。
私自身の子育ての仕方や生活をふり返ることが度々あり、父母会で友の会係の人や指導者からの温かい助言や気づきをもらいました。
また、同じ4さい児グループの母達との話や行動力から、たくさんの刺激と、一緒に乗り越えてきた感動をもらい、本当に充実した一年でした。
子どものことから自分の生活まで、色々な気づきが今の生活に生きています。(M.T)


振り返って、ほんとうに楽しい一年だったとしみじみ思っています。
あまりに楽しかったので、修了後は母子ともに4さい児グループロスに苛まれるにちがいないと想像してました。でも現実はちょっと違いました。4さい児グループで学んだことはすっかり子どもの一部になっていて、終わってしまったからといって毎日の過ごし方は何も変わっていません。一年間、週一回集まって、皆と一緒にいろんな課題に取り組んできたのは、この先ずっと続く毎日のためにあったのだな、なるほどこういうことだったのか…と、終わってみて初めてわかりました。

子どもの取り組んできた「励み」。集合日は家に戻ると「さあー今日はなにをもってかえってきたでしょうー」と宝物を披露するように励み表を見せてくれました。どんな課題をもらってくるのか、わたしもいつも楽しみでした。
ごはんを上手に食べる、靴をはく、洋服を着る。大人からすれば当たり前のことだけど、4才の子どもにはまだちょっと難しいことを、こんなふうに教えてもらって、励み表というかたちで背中を押してもらうと、すっとできるようになるんだ…。「あーまだできないよね、はいはい、やってあげるから、じっとしてて」などと済ませていた自分の怠慢さに気づかされました。子どもにとってやりやすい環境をととのえることの大切さも教わりました。

また、子どもの取り組む「励み」が、生活のあれこれだけでなく、心の成長を促すような課題へと展開していくことに驚かされました。一人でトイレに入る、一人で寝る、泣かないで過ごす…。子どもにはハードルの高い課題もありました。頑張りたい気持ちと、できない歯がゆさとの葛藤をハラハラしながら見守りました。仲間がいたからこそ、できたチャレンジだったと思います。
靴をはくのも、洋服を着るのも、一人で寝るのも、年齢が上がればおのずとできるようになるでしょう。でもこの幼き3才から4才にかけて「できない→やって」ではなく「自分でやってみよう→できた!」という経験を積み重ねたことは、きっと一生もの。人としての基本的な姿勢にもつながっていくように思います。

わたし自身にとっては、「母トレ」の一年でした。毎週子どもが持ち帰るお手紙を通して、父母会での読書や話し合いを通して、子どもとの関わり方を見つめ直しました。反省することばかりで、一年経った今も未熟であることに変わりはありませんが、少しは成長できたと思いたいです。ただ料理の幅が広がったのは確か。4さい児グループの給食作りのおかげです。

4月になり子どもは幼稚園へ行き始めました。年少から入る人がほとんどのなかの、年中からの入園。大丈夫なのかな、遅れをとるかしら…など少なからず不安があり、4さい児グループに入るかどうか躊躇したところもあります。が、卒業生のお母さん方からきいていたとおり、まったくの杞憂でした。4さい児グループでぐっと成長した子ども。ぱっとわたしの手を離して、臆することなく、すんなりとその輪に入っていきました。その姿をみて、3才から4才にかけての変化著しい一年をしっかり向き合って過ごせてよかった、と感じました。

4さい児グループの好きなところは他にもたくさんあります。子どもを「~くん」「~ちゃん」ではなく「~さん」と呼び、つねに一人の人として尊重する姿勢。あらゆることが丁寧なこと。美術の時間のすてきさ。明るく光に満ちた教室。それから4さい児グループを包み込む空気の温かさ。友の会の方々の温かい手と温かいまなざしは「幼き人よ、ようこそ」と祝福を受けているようで、また「お母さん、がんばって」とエールをいただいているように思っていました。一年かけて、親子ともにたくさんの贈りものをいただきました。感謝します。本当にありがとうございました。(F.S)


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